過去ログ - 【艦これ】日向「ふーん、三隈か。よろしく頼む」
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1: ◆mZYQsYPte.[sage]
2014/05/18(日) 00:29:11.86 ID:2U23yEn7o

日向「あー、暇だな」の続編というか番外編になります
読んで無い方は話分かんないです

SS書いている余裕なんて本当は無いのに書きました
現実世界のタスクが詰まって死にそうですが書きました
書いてる時は凄く楽しかったです

このSSをたった一人の三隈スキーに捧げます


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2: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:32:22.60 ID:2U23yEn7o
艦娘
彼女たちは人型故に兵器と人間の対立軸の上において曖昧な位置付けにある。
感情の存在は事態をより複雑にする。
絶対の答えは存在せず、艦娘を運用する立場にある人間によって、彼女らの扱いは大きく変化する。

以下略



3: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:33:53.10 ID:2U23yEn7o
10月15日

提督が私を執務室へと出頭させたのは、着任して三度ほど出撃を経験した時の事だった。

「お前は俺の事をどう思う」
以下略



4: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:35:02.53 ID:2U23yEn7o
(私は適切な回答をした筈なのに)

何故提督は機嫌を悪くしたのだろう。不可思議だ。

「やぁ、三隈」
以下略



5: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:35:39.71 ID:2U23yEn7o
「三隈は執務室からの帰りか?」

「はい。提督から呼び出しを受けていたので」

私の返事を聞くと日向さんは口角を少し上げ成程な、と呟いた。
以下略



6: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:36:48.68 ID:2U23yEn7o
「三隈以外の皆さんも何か質問をされるたですか?」

「ん? ああ、まぁそんな所だ。質問の内容はそれぞれ違うがな」

「そうなのですか……」
以下略



7: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:37:36.15 ID:2U23yEn7o
「もしかして提督は少し捻くれた性格をお持ちなのですか……?」

「捻くれていると言うか、純粋な奴なんだよ」

「純粋」
以下略



8: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:39:27.04 ID:2U23yEn7o
「悪かった。嘘というのは適切な言い方ではなかったな」

「さっきのは流石に少し頭にきましたわ」

「お前は嘘つきでは無く、自分の本当の気持ちに鈍感なだけだ」
以下略



9: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:40:27.73 ID:2U23yEn7o
「……狸に化かされているような気分ですわ」

「私はそろそろ行くぞ。この後は提督と二人で酒を飲むんだ」

「……はい。では」
以下略



10: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:41:20.30 ID:2U23yEn7o
10月22日

また提督に呼び出しを食らった。

「三隈です」
以下略



11: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:42:40.25 ID:2U23yEn7o
「どうだ。この艦隊にも慣れてきたか」

「はい。艦隊運動やフォーメーションも順調に覚えています」

「そうか」
以下略



12: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:43:32.36 ID:2U23yEn7o
「えっ? もう終わりですか?」

「終わりだが、逆に何かあるのか?」

「……また前みたいな質問をされるのかと」
以下略



13: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:45:26.22 ID:2U23yEn7o
「三隈、お前は俺のどこが好きなんだ」

「……具体的にどことは言えませんが……初めて会った時から好きでした」

「つまり一目惚れか」
以下略



14: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:46:45.74 ID:2U23yEn7o
「三隈、お前は俺をどうしたい」

「……どうしたいって」

「一目ぼれした俺と、お前は一体何をしたいんだ」
以下略



15: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:47:44.73 ID:2U23yEn7o
「……」

「お前は自分自身の気持ちについて深く考えたことが無かったんじゃないか」

「違います!!」
以下略



16: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:48:55.43 ID:2U23yEn7o
「あ、気が付いた」

私の視界には白い天井と、覗き込む時雨さんの顔があった。

「三隈は……」
以下略



17: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:50:03.58 ID:2U23yEn7o
10月28日

私は海の上で踊っている。

「砲雷撃戦を開始する! 敵は小型艦だけだ! 散弾の面斉射で行動不能にしてやれ!」
以下略



18: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:51:08.28 ID:2U23yEn7o
「敵小型艦は全て撃沈、戦闘終了」

私のミスが響き敵の魚雷発射可能位置まで接近されかけたが、なんとか無傷で勝利した。

「さぁ、帰って風呂で反省会だ」
以下略



19: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:54:28.84 ID:2U23yEn7o
大浴場

「あー、よっこらせー」

「クマリンコォ……」
以下略



20: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:56:00.76 ID:2U23yEn7o
「三隈、元気が無いじゃないか」

「すいません日向さん。今日も上手く砲撃が出来ませんでした」

「おいおい、私個人に謝ってどうするんだ。謝るなら皆に謝ってくれ」
以下略



21: ◆mZYQsYPte.[sage saga]
2014/05/18(日) 00:57:40.63 ID:2U23yEn7o
10月29日

いつもの出撃の任務をこなした後、日向さんは私の練習に付き合ってくれた。

「三隈! お前は砲撃時の姿勢が悪いんだ! 重心を意識しろ!」
以下略



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