過去ログ - 深海棲艦「アナタハ、ソコニイマスカ?」総士「僕は……」
1- 20
529:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/18(木) 00:30:24.36 ID:p2yj1lvZ0
―――――――――

赤城、扶桑、山城の三人はジリジリと迫るスカラベ型をただ見ていた

「赤城さん、貴方はもう下がっていてください」

「ここは皆の帰る場所です。例え身を呈してでも、守らなければなりません……」

「でも進んで犠牲になるような事は提督が許さないんじゃない?」

「……」

両腕を捻られ、弓を持つ事すら出来なくなった己の無力さを赤城は噛み締めていた

今にも泣き出しそうな表情は痛みから来るものではないのは分かりきっている。戦う使命を持って生まれた彼女が、今戦わねばならない時にそれを果たせない。存在意義を失ったも同然なのだ

「提督の話を聞いたでしょう?吹雪さんが来るまで休んでてください。いざとなれば私と山城で食い止めますから」

「そうよ、少しくらい私達にも活躍させなさい」

「……すみません」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
573Res/214.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice