10:唯「さばげー!」[sage saga]
2014/05/18(日) 21:00:15.54 ID:9mIsTwRt0
憂「一生懸命撃てばそのうち慣れるよね。頑張ろう! いくよー、梓ちゃん!」
〜再び梓が隠れる樹上〜
ヒュッ
梓「ひいっ!」ビクッ
[憂の銃弾が今度は肩先の空気を切り裂いたぁー!]
バシュッ
梓「うわぁ!」ビクッ
[お次はブーツの爪先に! これは被弾一発としてカウントされます! さあ、後が無いぞ梓!]
梓「狙いがどんどん正確になってる! ここにいたらまずい! あっ!」グラッ
[あっと! 梓、焦ったのか大きくバランスを崩しました!]
梓「きゃああああああああ!!」ザザザザザッ
[うわぁー! 梓、木の枝に身体を打ちつけながら転落! これは大丈夫でしょうか!?
すぐに琴吹家医療班が動き出しました!]
梓「いたたたた…… 枝がクッションになってなかったら大怪我してたよ……」
[ど、どうやら大事には至っていない様子です…… 良かったぁ……]
梓「ライフル…… ライフルはどこ……?」
和「無事で良かったわ」ゴリッ
梓「うっ……」
[あああ…… 和先輩が梓の後頭部に拳銃を……!]
和「王手詰み(チェックメイト)よ」バシュッ
【中野梓:リタイア】
[ああー、梓が失格となってしまいました。残念……]
梓「ひどいです! 撃つなら頭じゃなくて背中を撃ってください!」
和「ご、ごめんね。つい雰囲気を出したくなっちゃって。ほら、拭いてあげるから」ゴシゴシ
梓「むー…… でも、すごいです。長距離武器の憂がターゲットを追い詰めて、近距離武器の
和先輩がとどめを刺すなんて。私達の作戦の逆パターンですよね」
和「ありがとう。これならスナイプポイントに追い込む必要も無いし、梓ちゃんみたいな
スナイパーもこうやって対処出来るしね。まあ、憂の捕捉能力と狙撃能力が無いと不可能な
作戦だけど」
梓「立花先輩って…… あれ? そういえば唯先輩は?」
和「ああ…… あの子ならメインウェポンを試し撃ちしているうちにテンションが上がり過ぎて
どこかへ駆け出していっちゃったわ。今頃、どこで何をしてるんだか……」ハァ
梓「行動が6歳の男の子だ……」
本部『本部より通達。本部より通達。真鍋選手と中野選手は不必要な私語は慎んでください』
梓「あっ、いけない。戻らなきゃ」
和「じゃあ私、ゲームに戻るわね。気をつけて」
梓「ありがとうございます。和先輩も気をつけて」
〜ゲームフィールドの中央辺り〜
律「梓がやられたか。この時間帯でこの流れはちょっと予想外だなー」
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