20:唯「さばげー!」[sage saga]
2014/05/18(日) 21:37:46.43 ID:9mIsTwRt0
〜数時間後〜
[すっかり陽も落ちて、辺りはだいぶ暗くなってまいりました。罠を張り終えた律先輩は火を
起こしております。火の始末には気をつけましょう! 憂の方は依然として所在が掴めません。
一体、どこに潜んでいるのでしょうか……]
律「そろそろ頃合いかな…… 松明にしてっと……」ボボボボ
[律先輩、上着を脱いでタンクトップ姿となり、松明を掲げました! これは何を意味するのか!]
律「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
[律先輩、敢然と雄叫びを上げました! まるで、自分はここだぞ、と知らせるかのように!]
〜ゲームフィールドのどこか〜
憂「……!」ピクッ
ザシャアッ ザザザザザッ
〜再びTEAM澪スタート地点近く〜
律「急げや急げ……!」ダダッ バサッ グイグイ
[律先輩、上着をカカシに着せ、松明を持たせました! なるほど! 自陣への後退、罠、
カカシ、夜! ようやくすべてが符号しました!]
律「さあ、いつでも来い……!」ダダッ スッ
[カカシから少し離れた場所で息を潜めます……! しかし、この作戦、憂相手に通用するか
どうか……!]
律(はあ…… 緊張で漏れそう……)ドキドキ
[まだ何の動きも無いようですが――]
ババババババッ バシュッバシュッバシュッ
律(!?)
[えっ!? カカシに何の前触れも無く突然の射撃!! 一体どこから!?]
律(馬鹿な! あれだけ罠を張ってたのに! 鳴子も鳴ってないぞ!)
ヒュッ ザシャアッ
憂「違う…… 律さんじゃない……」
律(上から……! そうか…… 木から木へ跳び移って……!)
[憂が律先輩の頭上から飛び下りてきました! どうやら罠を警戒して、木の上を移動して
ここまでやって来たようです! しかし、律先輩の存在には気づいていません! これは
律先輩、僥倖!]
律(気づくな…… 気づくなよ……)ソロリソロリ
[律先輩、カカシを見て首を傾げる憂の背後へにじり寄ります……! 射撃にベストの
ポジションへ……!]
律(よし!)チャッ
憂「……!」ギンッ
律(気づかれた! うおおおおお!」ドンッドンッドンッドンッドンッ
憂「ハアッ!」ザザッ ババババババッ
[殺気か!? 僅かな物音か!? 律先輩に気づいた憂、ショットガンの散弾をかいくぐり、
猛然と反撃!]
律「当たれえええええ!!」ドンッドンッドンッドンッドンッドンッ
憂「あああああっ!」ザザッ ババババババッ ザザッ
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