過去ログ - 国広一「ライバルは執事さん」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/19(月) 22:59:27.41 ID:3rcsJyO10

「特に断る理由もなかったので、少年はそれを承諾しました」

「母親ほどの年齢の女性の熱意に、多少ほだされるところもあったのかもしれません」

「そして少年は、お嬢様の友だちになりました」

「広いお庭のど真ん中で、おままごとに付き合いました」

「裏の山でかくれんぼをしたら、鬼役のお嬢様が先に帰ってしまって、置き去りにされたこともありました」

「行儀作法のお稽古が辛いと泣きつかれたら、辛抱強く頭を撫でてあげました」

「少年にとってお嬢様は、本当に、頭を抱えたくなるほどに手のかかるお子様で」

「それ以上に、感情をむき出しにして接してくる、そのあたたかい鼓動が」

「――愛おしくて、たまらない。そんな存在、でした」



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