過去ログ - 国広一「ライバルは執事さん」
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50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/19(月) 23:03:53.48 ID:3rcsJyO10

「母の墓前で崩れ落ち、動けなくなってしまったお嬢様」

「彼女の小さな背中を見つめながら、少年は茫然と佇んでいました」

「胸の内を様々な思いが去来します」

「自分は奥方に、覚えてもいない母の温もりを重ねていたのかもしれない、とか」

「これからお屋敷は、旦那様は、お嬢様はどうなるのだろう、とか」

「自分とお嬢様の友だち付き合いもこれで終わりなのかな、とか」

「お嬢様を、彼女を。目の前で震える孤独な少女を、放ってはおけないな――とか」



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