過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/06/12(木) 11:23:01.17 ID:ID/sne60O
こうなれば、事故処理に専念するしかない
見れば、怪我人の手当てには人の手は足りているようで
残った無事な者たちは、手に手に武器になりそうな農具やらを持って
山狩りでも始めようかという形相だった。
村人「もうこうなっては熊とはいえ身過ごすわけにはいかん、駐在さんも手伝ってくれ」
男「ええ勿論、それで熊の行方というのは分かっているんですか?」
村人「ああ、あっちの林の中へ一先ず逃げていったんだ」
そう言って、その村人が指差したさきを見て、男は身震いしてしまった。
男「……え?」
その指の先、林の向こうは男の住んでいる家屋にかち当たる方向であって
そういえばと、あの家の周りは実は獣の血の匂いが充満していた。
気のせいではなく、確信があった。
その理由に、思い当たる節があり過ぎたのだった。
男「そんな…っ」
男はひどく焦って、後悔した。
こんなことなら、さっさとあいつを送り出してしまえていればよかったなと
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