過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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209:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/12(木) 11:26:17.80 ID:ID/sne60O


熊「グル、ガァ…」


エルフ「……ふん、まあ心配するな…」

村娘「…ぇ?」


しかしながら、そんな状況にあっても

彼女はそう軽い感じで娘の方に視線を向けると、一つウィンクでもしてみせたのだった。


娘は、その突然耳がにょきりと伸びた少女の姿に


あの彼のような、頼もしさの片鱗と一筋の涙のような火花を見た気した。


熊「……?」



すると、ミシミシとしなる床板の隙間から少しずつ煙が上がり

焦げた匂いが上がり始めた。


村娘「あ、あれって…?」


エルフ「さぁて、飛び出す準備をしておけよ…!」


熊の真下の床に、黒い焦げの染みが広がって

煙の類も随分と増えていた。


熊「……グオッ?!」


そうやって、そいつが気づいた頃にはもう手遅れということになっていたのだった。


エルフ「…さて、今だ!」


村娘「は、はいっ!」


焼けた床板とそれを支えていた骨組みが崩壊して、断末魔とともに裂け割れて


その中へ巨体が沈み込んでいき、同時に火の手が轟々と湧き出したのだった。



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