過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/20(火) 14:09:46.85 ID:CDZmvwe00

エルフ長「抑え込め!何としてもこれ以上、里を荒らされるわけにはいかぬ!」

「「はっ!」」


里に着くと、かの懐かしい面々が、何か巨大な影を相手に格闘していた。


剛毛に覆われた体躯が四つ足で駆け、大樹の太枝のような角を振り回す。

言うなれば、オオジカの化け物のようだった。
それが身体中の傷から血を流しながら里を蹂躙している。


それと里のエルフ達が、手に縄や長槍を持って撃退しようと奮闘していた。


エルフ兵士「ぐっ!?ぬあっ!!」

しかしそのかいもなく、縄を引きちぎり、槍を砕いて
なおも化け物は暴れ回った。


もはやお手上げというのが、誰の目にも明らかだった。


エルフ「……こんな、の」

少女の目に、傷を負って倒れたかつての仲間が見えた。
自分を馬鹿にした者、揶揄して嘲笑して、卑下した者、拒絶した者

全てが血を流して、動けなくなっていた。


エルフ「…………」

それを見て彼女は

足元に転がる、石を一つ手に取った。




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