過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
1- 20
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/20(火) 15:09:50.41 ID:PqintLAK0


暫くして、ようやくやって来た里の民らによって、

彼女は、感謝の言葉を貰うでもなく

ただ、すぐさま地に組み伏せられ

また怒りと嘆きの言葉を浴びせかけられた。


エルフ「な、なん、で…?」

拘束されたときに擦りむいた擦り傷が、ジワリと痛んだ。


向こうでは、皆が化け物の死骸を前にして悲しみの声をあげている。


エルフ長「貴様、自分が何をしでかしたか分かっていないようだな…!」

里の長も、彼女の前に立ちながら、静かな悲しみの中で、確かな怒りの思いを内包していた。


エルフ「…なんだよ、なんでこんな、わたしがこんな目に…」


化け物だと思っていたのは、実はエルフと共存する古き森の住人というらしく。

長たちにとっては遥か昔からの友人だったという。


たまたま遭遇した人間に傷つけられ、怒りに荒ぶっていた。
それだけだった。

里の住人たちは、総出で彼のことを鎮めようとしたのだが、それを彼女が全てぶち壊した。


皆にとって、事実とはそれだけで
彼女の親切心など知るよしもなかった。


エルフ長「貴様は、私達の友人を殺した…何故だ?」


エルフ「わ、わたしは、別にそんなつもりもなくて…ただ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
251Res/199.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice