過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/21(水) 23:06:10.08 ID:X4CjWdhE0


男が橋の上を、右足を庇いなから歩いていると

河の向こう岸の広場で、皆と野球を楽しむ金髪の少女の姿が見えた。

コートをベンチに脱ぎ置いて、せっかくの小綺麗な服も土まみれにして、

楽しそうに笑いながら、目の前の白球を追いかけていた。


男「…まったく、楽しげに遊びまわって、まあ」


その様だけ見れば、彼女もまた、見かけ相応に子供らしい面を持っているのだと、実感する。


しかし、彼は知っていた。

彼女がこれまで、長い道のりをこえてきた中で培った経験や知識を

大人顔負けに、その小さな体に内包しているということを。


あと、自分よりも結構年上なのだといことも、知っていた。


男「……ふ」


エルフ「はいはい!バッター手が出ないよーっ!」


とはいえ、男も今はそんな細かいことは忘れて、

目の前で無邪気に遊びまわる子供の姿を、静かに眺めることにした。



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