過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/23(金) 01:30:43.86 ID:VJT+k3sj0


店員「お待ちどう様でした、定食とオムライスになります」

そうして運ばれてきた料理だが、これがいつもと少し違っていた。


片方はいつもと同じ、一汁三菜程度のちょっと豪華な定食である。

しかし、片やオムライスのほうなのだが、

ケチャップライスを卵でとじているでもなく、むき出しのライスの上にオムレツが乗っているという形だった。

加えて、ソースもまだかけられておらず、別の皿に用意されていた。


男「…あれ、いつも食べてるのそんなオムライスだったか?」


エルフ「ん?…ああこれは、こうして」


そう言うと少女は、上のオムレツにナイフを入れて、下のご飯を覆い隠すように切り開いた。

中の卵が半熟で、とろりと周りへ溢れ出し、とどまっていた蒸気はふわりと広がって

ほのかに牛乳の匂いがした。


男「……ほぉ、それはなんとも、仕掛け入りのオムライスということか」

エルフ「ふふ〜ん、これはな、お前さんがいない時、ここに来てな」


男「……ふむ」


彼女が言うには、その時ココの店主に「オムライスが売れない」と相談を持ちかけられて、

それならと知恵を貸した結果、出来上がったオムライスがこれなのだという。


男「お前は、人が働いている間にそげなことをしとったのか…ほお」

エルフ「ひ、人助けだよ、そう怖い顔をするなっ」



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