過去ログ - エルフ「私の前に道はない 私の後ろに道は出来る」
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/24(土) 18:00:08.92 ID:Cvua0IoH0


そんな日の正午

いくら彼女が稼いでも、実のところ彼にとっては恩返しにはならないということが分かり、

改めて、男に頑張らせるという方針で次の算段を立てる少女なのだった。


男「いや別に、そんなに気にしてないぞ俺は、お前には今でも十分に助けられたと思う、いくら感謝してもし足りないよ」


エルフ「でも、男を引き立てるのが女の仕事と昔からこの国ではいうのだろう?」

男「それはもう古くなりつつあるんじゃないか?今や女性誌なんかも発行されてて活動も盛んなんだから」


エルフ「だったな、だかそのうち一部意識ばかりが高まって社会構造を歪めないといいな」

男「大丈夫だろう、世の中そう簡単に狂うものでもあるまい」


という社会学まがいの話はさておいて

太陽も高いうちに、二人は連れだって街へ繰り出して
次の職の当てを探すのだった。


貯金はそれなりにあるとはいえ、一生もつほどでもなく
やはりここは定職が欲しいところなのである。


エルフ「やっぱり玄関先で三つ指ついて帰りを待つのが礼儀なのか?」

男「結婚すればな、俺とお前じゃそういうのはならないし、ほとんど対等で構わない」


流石に彼も、彼女のことは信頼はしているが、
それで夫婦などという大それたことをいう気はさらさら無いのであった。


エルフ「…んー?それは、私の体がちっちゃいことを遠回しに言ってはいないか?」


男「……いや違うが、まあ背は欲しいところだよな、あと色々その他も」

エルフ「その他ってなんだっ!この、ふんっ」


この程度の冗談を交わすくらいの仲である。



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