20: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:50:21.86 ID:t4IT4Xlgo
「私は……私達はね」
「真姫がどれだけ頑張ってくれてるかよく知ってるわ」
「作曲だって、μ’sの練習、やらなくちゃいけない勉強の合間にちゃんとやってくれてる」
21: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:51:04.58 ID:t4IT4Xlgo
すっと心の中にエリーの言葉が流れ込んできて。
「そう、かな」
「そうよ、私が保証してあげる。なんならみんなに聞いてあげましょうか?」
22: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:52:06.56 ID:t4IT4Xlgo
悲しいわけじゃない。ちょっぴり安心して、ちょっぴり嬉しかっただけ。
ちょっぴり、安心しただけ。
エリーには顔が見えてないはずだから。ちょっとだけ。
23: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:53:38.39 ID:t4IT4Xlgo
「さっき真姫は私達にたくさんのありがとうをくれたけど……こっちのセリフよ」
「いつもありがとうね、真姫」
「私達のために、いつも頑張ってくれて」
24: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:54:13.45 ID:t4IT4Xlgo
気持ちいいな……。
もう一度、寝ちゃいそう。
寝ちゃっても、いいかな。
25: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:56:39.03 ID:t4IT4Xlgo
「いいわよ、寝ちゃいなさい」
眠りに落ちる前、無意識にぽつりとこぼす。
「ありがと、……絵里、おねえちゃん……」
26: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:57:19.51 ID:t4IT4Xlgo
−−−
ちょっぴり強くなった日差しで目を覚ます。
「……ん……」
27: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:57:52.42 ID:t4IT4Xlgo
ちょっと悪いことしちゃったかな。
よだれなんて垂らしてないわよね。
そっとエリーの膝から頭をどかす。
28: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:58:20.15 ID:t4IT4Xlgo
「絵里、おねえちゃん……」
眠る前にこぼれた言葉を、ぽつりと呟いてみる。
お姉ちゃんか。
29: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/20(火) 17:59:11.28 ID:t4IT4Xlgo
「何かしら?」
「うぇっ!?」
お、起きてた!?
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