過去ログ - ( ^ω^)ブーンが遊戯王の世界で頂点を目指すようです
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/26(月) 23:51:34.64 ID:Z2X5R2Ox0
(;・∀・)「ったく、だせー真似しやがって……まさかマジに逃げ切るつもりだったのか? おまえ何しにこの島来たんだよ」

(;^ω^)「……」

内藤よりいくらか年上の男。小走りで内藤に駆け寄ってくる。
追いつかれてしまったがために、デュエルフィールドが起動したのだ。そして内藤はこの男を知っている。

(;^ω^)「……アンタ、"留年死神"の……モララー……だおね……」

( ・∀・)「……俺のこと知ってんのか?」

《歳読みの魔術師》、【青春ワールドトランス】、《砕けぬ幽獄の時計塔》。無数の肩書と伝説を持ち、その圧倒的な留年回数から"留年死神"と恐れられる男――モララー。
一説では、《未来融合−フューチャー・フュージョン》が禁止カードに指定されたのは彼がアカデミア卒業の未来を絶ったからだとすら言われる。
内藤が今対峙しているのはそれだけの相手なのだ。内藤と同じアカデミアの2年生でありながら、しかしその歳は既に21を数える、暴力的な経験値の差――

( ・∀・)「"前"の時にはいなかった顔だと思うんだけどな。この年になると人の顔が覚えられなくてな……」

(;^ω^)「……前?」

内藤はそれを恐れていた。モララーの、経験に物を言わせたコンボデッキを恐れていた。
内藤とモララーでは潜ってきた修羅場の数が違う。いやまあ潜れなかったから留年したのだが、ともかく経験した修羅場の数が違う。
その経験はモララーの魂から"恐怖"をすっぱりと取り払っていた。彼は何も恐れることなく自分のコンボを突き通そうとする。それは学生たちの間でも脅威として知れ渡っていた。


この男に負けた者は、まるで呪いでもかけられたかのように、留年の螺旋から逃れられなくなる。同じ道をたどることになる。
イノチ
単位が惜しければ、関わらないことだ――――モララーは、死神として恐れられていた。





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