4: ◆mZYQsYPte.[sage]
2014/05/20(火) 22:23:20.76 ID:23UyjzVno
ガダルカナル基地の本格稼働により南方戦線は先大戦と同じ様相を呈してきた。
南方での敵側の大反攻、かつてない圧倒的物量により基地は包囲され、島は再び餓島となる。
燃料弾薬食料が全て不足し、基地の艦娘や兵隊は近接兵器を手に深海棲艦に戦いを挑まねばならなくなった。
包囲の一部を突破し島を解放する為に海上護衛総司令部は南方へ主力を投入。
結果としてそれは逐次投入となり歴戦の艦娘達はある者は轟沈し、ある者は失踪し、
その代用品として実戦を知らない新人艦娘が配属され、挽肉工場で磨り潰されるようにまた失われていった。
亜細亜どころか本国のシーレーン防衛すら崩壊し、東京湾周辺を除く太平洋沿岸都市は定期的な敵の侵攻に晒された。
事ここに至り、内閣総理大臣は聨合艦隊による大規模反攻を承認。
民衆は歓喜したが、軍内部の事情を知る者が見れば単なるスケープゴート作りであることは明白であった。
何もかもが遅すぎた。
反攻の為の戦力など、もうどこにも残ってはいないのだ。
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