9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/21(水) 22:02:50.50 ID:Le++7Cc10
「プロデューサーさん、余接ちゃんと知り合いだったんですか?」
「まあ、古い知り合いで」
「なあんだ、新しいアイドルの子かと思っちゃいました」
シンデレラプロにおいては、片っ端からアイドルをスカウト出来る権利がプロデューサーにもある。
その為、所属していなくても可愛い女の子が事務所にいたらアイドルと間違えられるのは致し方ないところなのだけれど……。
と言うか子供とは言え素性の知れない外部の人間を事務所に入れないでくださいよ。
それにこんな小さな童女と古い知り合い、というのも違和感があるような……まあ、いいか。
うちにはもっと年齢不詳なウサミン星人もいるし。
「斧乃木余接だよ。いぇい☆」
「相変わらずの無愛想に僕は逆に安心感を覚えるよ」
「プロデュースよろしくね、鬼のお兄ちゃん」
「その眉毛を剃って来たら考えてやろう」
「僕に眉なしになれって? 酷いこと言うね鬼のお兄ちゃんは」
眉なしになれとは言わないが……いや、アリだな。
想像してみたがそこはかとなく似合う。
眉なしアイドル。
向井や神谷あたりなら……いや、ないな。
つい口を突いて出た言葉だけど、斧乃木ちゃんって眉毛太いよね。
似合うからいいんだけど。
しかし本気で何しに来たんだ?
まさか本当にアイドルになりに来た訳ではあるまい。
と、僕が斧乃木ちゃんの目的について逡巡していると千川さんが身を乗り出してきた。
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