過去ログ - 阿良々木暦「ののウィーズル」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/21(水) 22:34:46.85 ID:Le++7Cc10

「森久保を見なかったか?」

「の、の、乃々ちゃんはさっき来たけれど……知らない」

「よし星、きのこの里をやろう」

星に鞄からチョコレート菓子を手渡す。
正しい事をするためには賄賂も辞さないのが阿良々木プロデューサーのやり方である。
世の中は綺麗事だけでは渡って行けないのだ。

「フヒ……ろ、ロッカーの中……」

星がそう言った瞬間、背後に並べられているロッカーの一つが、がたんと音を立てる。
ということは人為的な何かが働いている証拠だ。

「もーりーくーぼー」

名前を呼びながらロッカーを開けると、怯えるように半泣きで縮こまっている森久保がいた。

傍から見たら何だか僕が悪人みたいじゃないか。

「ひっ……輝子さんのうらぎりものぉ……」

「ご、ご、ごめん……こ、今度スイーツをおごるから……」

「仕事だ、行くぞ森久保。今日は握手会だ」

「だ、だめです……もりくぼなんかと握手したら、ファンの皆さんにもりくぼ菌が伝染るんですけど……」

「もりくぼ菌?」

小学生かよ。

「は、はい……もれなく後ろ向きな性格になります……大変ですよ」

「ほう、それは大変だな」

「こ、ここは握手して浄化されそうなクラリスさんや歌鈴さんに任せましょう。そうしましょう」

確かにあの二人なら魂ごと浄化されそうだ。貝木あたりが消滅するレベルだろう。



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