2: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:15:46.25 ID:PKpYg4wBo
古泉「我々は元来、涼宮さんを特別視して監視していたつもりですが、改めて畏怖の念を抱かざるをえませんね」
キョン「で、このことを誰が知っているんだ?」
古泉「先ほどもお伝えしました通り、我々SOS団の団員のみです」
3: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:17:30.60 ID:PKpYg4wBo
キョン「……なんのために?」
古泉「さあ、それはご自身でお確かめになったらいかがでしょうか?」
キョン「こんなときにふざけるな。さっさと理由を教えろ」
4: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:19:04.76 ID:PKpYg4wBo
キョン「一体誰に向けてだ?」
古泉「涼宮さん以外のすべてのものに向けてですよ」
キョン「どうしてそう抽象的な言い回しをするんだ」
5: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:20:35.81 ID:PKpYg4wBo
古泉「あまりに急でショッキングな出来事に、涼宮さんは自身の日常を脅かす誰かからの攻撃ではないか、と無意識で思ったんでしょう」
「若い頃に陰謀論なんてものに心惹かれるのは世の常でしょう? 涼宮さんも同じことです」
キョン「お前も同じ年齢だろうが」
6: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:22:08.07 ID:PKpYg4wBo
キョン「今までだって似たようなことをやっただろうが。あの夏休みを忘れたのか?」
古泉「あれは涼宮さんの逡巡が招いたもので、明確な意思は介在していなかったと考えるのが妥当です」
キョン「一万回以上も繰り返したのに明確な意思がないとは思えんが……」
7: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:23:25.10 ID:PKpYg4wBo
古泉「……我々のような者たちは涼宮さんを監視しつつ、ある程度思い通りに事を運びたいと思っています」
「自分たちの思い描く状況と異なる結果になりそうな場合には、危険を冒してでも涼宮さんに干渉していくことも考えられますし、今の僕がまさにその存在です」
「もちろん涼宮さんをある程度コントロールできるものと見越した判断の下で、ということですが……」
8: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:24:36.23 ID:PKpYg4wBo
古泉「これでも順序立てて話しているつもりなんですが……」
「つまり、今後涼宮さんにとって都合の悪いことはすべていいように変更される可能性があるということです」
「今まではこうだったらいいのに、という程度で現実には変化は起きていませんでした」
9: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:26:19.40 ID:PKpYg4wBo
キョン「お前本当に古泉なのか? 結局何が理由なのかの説明になっていない」
古泉「僕もまだ混乱しているのかもしれませんね。それだけ大変なことが起きたといっていいでしょう」
キョン「俺にはお前が大きな衝撃を受けたようにはとても見えないがな」
10: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:28:06.19 ID:PKpYg4wBo
キョン「長門、古泉からある程度話は聞いたんだが、お前からも説明をしてくれないか?」
長門「……何を?」
キョン「ハルヒがやったことについてだ」
11: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:30:03.38 ID:PKpYg4wBo
キョン「なんでお前らだけなんだ?」
長門「涼宮ハルヒは私たちの特異性に無意識的に気付いている。私たちだけで充分だと判断された」
キョン「その結果、お前の親玉たちはどうなってるんだ?」
12: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/22(木) 20:31:56.76 ID:PKpYg4wBo
長門「変更前に起きた事実は感知できる時間軸のすべてから消失した」
「例外として私と朝比奈みくると古泉一樹の記憶の中にだけ残された」
キョン「その理由が警告だからか?」
57Res/33.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。