過去ログ - 奉太郎「やらなくていいことは…」える「何くだらないこと言ってんのよ!」
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2014/05/29(木) 12:37:10.44 ID:SuONpBNf0
ホームルームを終え、俺は部室へと向かう。入部当初は俺の逃亡を防ぐためか、教室前でえるか冬実さんが

待ち伏せていたのだが、しばらくするとそれもなくなった。

まあ俺自身は逃げつもりは毛頭ない。なにせあの二人とは校外でも顔を合わせる機会が多いからな。
以下略



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2014/05/29(木) 13:46:14.62 ID:SuONpBNf0
入須「おお、来たか」

える「ずいぶん遅かったわね」

奉太郎「ホームルームが長引いたんでな」
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2014/05/29(木) 13:54:31.96 ID:SuONpBNf0
冬実さんはコクリと頷くと話し始めた。腕を組んで仁王立ちのポーズは軍隊の鬼教官を思い出させる。

入須「文化祭では各部活、出し物をしなければならないだろう? 古典部は代々文集を出すと決まっている」

える「なら私たちも文集をつくるってわけね」
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2014/05/29(木) 13:57:32.86 ID:SuONpBNf0
える「奉太郎、どうしてもというのならやらなくてもいいぞ。なに夏休みになったら取り掛かってもいい。どうする?」

奉太郎「くっ…」

やっぱり仕事を後回しにするのはよくない。かの有名な講師も言っているではないか。
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2014/05/29(木) 14:03:44.47 ID:SuONpBNf0
入須「話はまだ終わっていない。その文集なんだがな、私もよく知らないからバックナンバーが必要なんだ」

奉太郎「どこにあるんですか?」

入須「わからない」
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2014/05/29(木) 14:07:22.73 ID:SuONpBNf0
まずい…これは…

奉太郎「他の日じゃだめなんですか。いきなり今日やらなくても」

入須「それはだめだ。今日やることで連絡してあるんだ」
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2014/05/29(木) 14:11:50.86 ID:SuONpBNf0
奉太郎「それにしてもどうして…なんで学校のどこかにあるってわかるんです?」

冬実「君のお姉さんだよ。あの人に場所を聞いたのだが、なかなか教えてくれなくってな」

奉太郎「クソ姉貴…」
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/29(木) 14:14:17.28 ID:SuONpBNf0
冬実さんは一言、二言相槌を打つと電話を切った。

冬実「準備ができたようだ。生徒会室へいくぞ」

えるの表情から、こいつも事情を知っているようだ。
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/29(木) 14:17:56.77 ID:SuONpBNf0
生徒会室には六人ほどの男女が集まっていた。

冬実「これで全員か?」

陸山「ああ」
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60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/29(木) 14:21:44.22 ID:SuONpBNf0
陸山「よし、みんな聞いてくれ。これから古典部チームと生徒会チームで宝探しを行う。

ルールは至極単純。氷菓の文集を最初に見つけた者が所属するチームの勝ち。勝ったチームにはそれなりの報酬、見つけた

本人にも賞品を与えよう。この文集はこの学校のどこかに存在している。誰にでも出入りできる場所だ。さあ開始」
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/05/29(木) 14:25:27.02 ID:SuONpBNf0
入須「くっくっくっ…うまくいった」

奉太郎「どういうことですか」

入須「5人だけで探すのは面倒なんでな、ゲームを企画して生徒会に開催を依頼したのだ」
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