19: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:45:56.66 ID:9elYANWEo
古泉「涼宮さんのいうところの宇宙人、もしくは異世界人ですよ」
キョン「お前らの立ち位置は俺にはよくわからん。だが、それは確かなのか?」
古泉「きちんと確認をしなければなりませんが……。可能性は高いと思います」
20: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:47:29.81 ID:9elYANWEo
キョン「朝比奈さん、部室でいつも本を読んでいたのは朝比奈さんですよね?」
みくる「いえ、部室でいつも本を読んでるのは古泉くんじゃないですか」
「小難しそうなハードカバーのSFを読んでますよね。あれおもしろいのかなあ」
21: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:49:22.76 ID:9elYANWEo
みくる「……ええ」
キョン「あの眼鏡ってどこから持ってきたんだか憶えてますか?」
みくる「えっと……。涼宮さんの私物だったんじゃ……?」
22: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:51:11.20 ID:9elYANWEo
キョン「ハルヒ、朝比奈さんはいつも部室で本を読んでるよな?」
ハルヒ「みくるちゃんが本読んでるところなんてみたことないわ」
キョン「……俺たちはいつも何をしてる?」
23: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:52:25.87 ID:9elYANWEo
キョン「お前がもうひとりいたと言い出したときには一笑に付したがな、今はあながち間違いじゃないと思ってるよ」
ハルヒ「どういうことよ?」
キョン「みんなが共有しているはずの記憶が所々違ってるんだ。不自然なほどにな」
24: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:53:31.63 ID:9elYANWEo
キョン「どうしてそう嬉しそうに悪いほうに解釈するんだ……」
ハルヒ「いい度胸ね! 特別に褒めてやりたいからさっさと謎を解明して、そいつを捕まえてらっしゃい」
キョン「お前も手を貸してくれよ」
25: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:55:12.36 ID:9elYANWEo
古泉「確認が取れました」
キョン「結果はどうだったんだ?」
古泉「僕の推測通りですよ。第三者の存在は未確定ですが、未来人のみで指令の変更はありえないと」
26: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:56:22.35 ID:9elYANWEo
古泉「ええ、いつもあなたが大げさに本を閉じる音を合図にして団活は終了でしたから」
キョン「俺はそれを朝比奈さんだと思っていたんだがな……。ハルヒは遠まわしにだが第三者の存在を匂わせた」
「あいつの感覚は信用できるんだろ?」
27: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:58:18.12 ID:9elYANWEo
キョン「今俺たちが頭を悩ませてることが本当なら、人がひとり消えた上に記憶まで改竄されてるんだぞ」
「俺みたいな凡人が一朝一夕で解決できることとは到底思えないぞ」
古泉「……そうですね。やはり一番現実的な方法としては、涼宮さんに思い出してもらうことがいいと思います」
28: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 20:59:40.01 ID:9elYANWEo
キョン「まずは情報の整理だ。キーワードになりそうなのは『本』と『眼鏡』、そして『雪』だ」
古泉「まず、全員の記憶のズレがある本から攻めるのがいいでしょう」
キョン「同感だ。朝比奈さん視点だと本を読んでいたのは古泉ですよね?」
29: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/24(土) 21:01:10.69 ID:9elYANWEo
キョン「……俺も最近読んだ本などない。自慢じゃないがのっぺりとした文字を見つめるのは苦手だ」
「ではここで問題だ。各々の記憶に沿って思い出して欲しいんだが……」
「読書を日課にしていた団員が読んでいた本はなんだろうか?」
57Res/38.99 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。