過去ログ - モバP「とあるウサミン星人の物語」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 01:13:39.33 ID:/obO3/QAO



少し、昔話をしませんか?



彼女がそう切り出したのは、第3回目の総選挙を終えた帰り道の事。
出来れば静かなところで、と御所望を頂いたので夜の海水浴場へと車を走らせた。

長話になるかも。
構わないさ。どうせ明日は休みだから。
そう言葉を返せば、彼女はくすりと笑って砂浜を歩き始める。

静観とした海水浴場と、夜空には散りばめられたの星。
告白するにはうってつけですね、なんて。からかうように笑った後、彼女は波打ち際に腰を下ろした。



さて、それじゃあ始めましょうか。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 01:16:26.59 ID:/obO3/QAO
☆ミ ☆ミ
 ☆ミ ☆ミ



以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 01:34:11.03 ID:/obO3/QAO
そんなおばあちゃんが好きなものは、オルナミンBと干し芋。あとは――アイドルでした。
テレビはいつもアイドル番組。してなければ、録画してた番組を再生してました。

「かわいいねぇ」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 01:45:17.78 ID:/obO3/QAO
アイドルを目指すきっかけは、その一言でした。
単純ですよね。笑ってもいいですよ?

でも、嬉しかった。
テレビの中できらきらしてる人と同じだって言われて。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 01:58:09.93 ID:/obO3/QAO
「え……?」

「今回のヒロインは菜々ちゃんには無理だから。他の役をお願いね」

「な、なんでですか!? 台詞もしっかり覚えたし、演技力にも自信があります!」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 02:11:39.45 ID:/obO3/QAO
悔しかった。悲しかった。妬ましかった。
羨ましかった。

自分に無いものを持ってるその子が、とても輝いて見えて。逆に自分は真っ黒な気がして。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 02:30:09.46 ID:/obO3/QAO
たぶん、おばあちゃんにはバレてたと思います。
そんな都合よく風邪を引く訳もありませんし。

でもおばあちゃんは何も聞かずに、1日中頭を撫でてくれました。
たまにはゆっくり休んでいいんだよ。頑張りすぎちゃっただけさ。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 02:45:46.51 ID:/obO3/QAO
今思えば安心したんでしょうね。許してほしい人に許されたから。
で、またわんわん泣いちゃったんですが、その時におばあちゃんが言ってくれた言葉は今でもはっきり覚えてます。

「人生うまくいくばっかりじゃつまらないからって、神様がイタズラする時があるのさ。でもそれに負けちゃダメだよ。転んだからって倒れたままにならずに、立ち上がりなさい」

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/25(日) 03:05:10.76 ID:/obO3/QAO
中学生時代の思い出はそれくらいですかね。
趣味が古臭いとか言われてた気もしますが、まあそんなのはほっときましょう。
ピンク女やおにゃんこ倶楽部が好きで悪いかっ!

こほんっ。
以下略



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