22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/25(日) 13:24:53.35 ID:dxcDzJ6y0
「お前な、僕は少しでもアイドル活動のためになればと思って掃除をしているんだぞ?」
「大丈夫だいじょーぶ、アイドルは適当にちゃんとやるからさ」
「適当って! あの時頑張るって言ったじゃないか!」
「ああ……あれはその場のノリで……」
「その場のノリ!?」
「(明日から)頑張る」
「台無しだ! 僕のシリアス成分を返せ!」
前日にあんな事件があったばかりだと言うのに相変わらず双葉はぐだぐだだ。
結局あの後、すぐに事務所の皆は元に戻った。
折角なのでスタドリは貰っておいたのだが、千川さんの呪いのような視線に耐えるのは結構な苦行であった。
「いざとなったら結婚って永久就職先もあるしねー」
「誰かあてはあるのかよ」
「プロデューサーは?」
「はっ、寝言はせめてあと10cm胸を育ててから言え」
架空の唾を吐き出して現実を押し付ける。
というか、双葉は十七歳とは思えないほど小さい。
人間は怠惰を極めると成長しなくなるのだろうか。
今気付いたのだが、もしかしたら生きるためのエネルギーを最小限の消費で済むように成長を止めるのかも知れない。
だとしたら人類の新しい可能性を垣間見た気がする。
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