過去ログ - 海未「懐かしき日々」 -SS速報VIP

過去ログ - 海未「懐かしき日々」

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11: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 12:59:05.06 ID:VmZrDLv9o
とある日の放課後。

『ねえねえ、ほのかたちも遊びに行ってみようよ！』

小さな穂乃果は突然そんなことを言い出しました。

以下略

12: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 12:59:34.89 ID:VmZrDLv9o
まだ気弱だった私は強く言えませんでした。

今の私ならきっと「ダメです！」とキッパリ言えたのでしょうが……。

『だいじょーぶだよ！ぜったい楽しいよ！』

以下略

13: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:00:02.84 ID:VmZrDLv9o
やっぱり躊躇する私達でしたが、そこは穂乃果で。

『わたしは行くよ！入り口で待ってるからねー！』

と言って走り去ってしまいました。

以下略

14: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:00:28.50 ID:VmZrDLv9o
『ちょっとだけですよ？危ないんですから……』

『わかってるわかってるー♪』

そんなことを言いながら穂乃果の目はキラキラと輝いていて。

以下略

15: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:01:04.67 ID:VmZrDLv9o
かくいう私も、鬱蒼と茂る木々の中を歩いているとなんだか冒険みたいで。

怖い気持ち半分、ワクワクする気持ち半分で穂乃果たちについて行っていました。

子供のやることですから、「このあたりで引き返そう」なんて発想はなくて。

以下略

16: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:01:38.39 ID:VmZrDLv9o
『ねえ穂乃果ちゃん、そろそろ帰らないと怒られちゃうよ？』

『わ、ホントだ……もうこんなに暗くなってる』

『か、帰りましょう……どんどん暗くなってきました』

以下略

17: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:02:04.56 ID:VmZrDLv9o
『そうだね、帰ろー』

穂乃果はすたすたと歩き出します。

私たちも後を追っていきますが、一向に出口に出られません。

以下略

18: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:04:52.76 ID:VmZrDLv9o
辺りはあっという間に暗くなり、どんどん不安になっていきます。

もう帰れないんじゃないか。

早く帰って、ご飯が食べたい。

以下略

19: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:05:28.08 ID:VmZrDLv9o
『痛っ！』

疲れた足がもつれて、小さな私は転んでしまいました。

『海未ちゃん！』

以下略

20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/25(日) 13:06:55.69 ID:EHrUo/8Xo
とてもいいです

21: ◆PNFDLOCdao[saga]
2014/05/25(日) 13:09:55.52 ID:VmZrDLv9o
『ぐすっ……うえええええん……』

こんな状況で1人が泣き出してしまうと、伝染するのが子供の性。

『おかあさん……おなか空いたよぉ……』

以下略

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