10:名無しさん
2014/05/25(日) 14:30:56.80 ID:RfQkQDIb0
男「し、失礼します…」ギィィ
男「(何度も訪れ見慣れた部屋に、今日は少しだけ違うところがあった。窓際の花と、かすかに香る甘い匂い)」
男「(どちらもほとんど自己主張をしない、大人しい感じがこの部屋の住人に合っていた)」
娼婦「あ、男さん!いらっしゃい、待ってましたよ」ニコッ
男「娼婦さん、こんばんは。お花、買ったんだ」
娼婦「はい。今日、通りで見かけて。綺麗ですよね」
男「確かに。娼婦さんに似て、綺麗だ。名前はなんていうの?」
娼婦「あ、ありがとう…/// えと、名前はわからないんです」テレテレ
男「そうなんだ。どこで買ったの?」
娼婦「5歳くらいかな、籠にいっぱい入れて売ってたんです。それで、いっぱい買いすぎちゃって、他の部屋にも…」
男「へえ…やっぱ娼婦さんは、優しいね」
娼婦「そんなこと、ないです/// 偶然見かけたってだけで…」
男「でも、優しいよ。そうだ、昨日先輩が話してたんだけど……」
男「(彼女と過ごす時間はゆるやかで、ぬるま湯に浸るような心地よさがあった)」
男「(どんなにつらいことがあっても、この瞬間だけは全て忘れて、笑うことが出来た)」
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