36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/25(日) 15:15:45.28 ID:Y0gaajI60
急に彼は私の足に口づけをした
彼の突然の行動に私は動揺し、自らの足を引くことも出来ないまま、質問を問いかける
「P、なに……を……」
しかし、その問い掛けに彼は答えない
何も言わず私の足をじっと見つめるだけ
「P?」
……落ち着かない
それは彼が何の反応も起こしてくれないことに起因するものでもあるが、何より自分の足がずっと見つめられていることが理由だろう
「……」
彼に口づけをされた部分だけが、何故か熱を帯びている
「……あぅ」
下を向いていられなくて思わず部屋を見渡すが、そこには誰も居ない……ただ隅にある観葉植物が何食わぬ顔で佇んでいるだけだった
「……」
理由の分からない焦燥が心を駆り立てくる
私はそれを振り払うように服の裾を握りしめた
「……あぅっ!?」
けれど、そんな私に追い打ちをかけるように何か湿ったものが足を這ってくる
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