過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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44:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/05/26(月) 20:40:45.67 ID:gtCnPO710

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ルカ「これがピラミッド……予想以上に大きいなぁ」


巨大なピラミッドを見上げ、思わず感嘆の声を漏らしてしまう。

この中に、姫が囚われているのだ。

正面から乗り込んで、救出するより他にない。

と、その時だった―――


女戦士「ここがピラミッド……予想以上に大きいわね」


僕と同じようにピラミッドを見上げ、僕と同じような事を言っている女戦士の姿があった。


ルカ「あの……あなたも、ピラミッドに用事があるんですか?」

女戦士「そうだけど……あんたは?」

ルカ「えっと……」


この女性も、もしかしたらサバサ王に依頼された旅人だろうか。

しかしサバサ王からは内密にと言われている以上、ストレートに聞くわけにもいかない。


ルカ「えっと……あなたも、ピラミッドの中に捕まってる人を助けに行くんですか?」

女戦士「え……? 中で誰か捕まってるの……?」


女戦士は、驚いた風に目を丸くする。

その様子からして、サバサ姫誘拐事件とは無関係のようだ。


ルカ「じゃあ、なぜあなたはピラミッドに?」

女戦士「あんたなんかには、どうでもいい事じゃない……」

    「……まあ、盗賊とかと勘違いされても気分悪いけど」

    「このピラミッドで、竜印の試練を受けたいのよ」

    「私の愛する、あの方のためにね」

ルカ「愛する人のために、試練を……?」


ピラミッドは確か、元々なんらかの試練を受けるための施設だったか。

この女戦士は、どうやら完全に別件で来たようである。


ルカ「とにかく、一人で入るのは危険だよ」

   「中には魔物もいっぱいいるみたいだし」

女戦士「危険なのは分かってるわよ」

    「でも……あの方に認められるため、私は行かなきゃいけないの!」

ルカ「……………」


女戦士はかなり強情で、言っても聞いてくれそうにない。

かと言って、このまま放置するのも勇者として正しい行いではないだろう。



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