過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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7:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/05/25(日) 20:20:11.78 ID:fam94YOE0
『前スレ:>>991』やな。


クラリス「無理しちゃ駄目だよ?」

偽勇者「あぁ?」


こいつ、どういう意味でそんなことを……


偽勇者「俺がいつ無理をした?」

クラリス「ボクと出会ってから―――ううん、もっと前から無理してる」

     「人間性とか人との繋がりとか全部捨てて―――」

偽勇者「……………」

クラリス「誰からも嫌われる化け物にはなってほしくない……」

     「自分一人で、呪いとか背負い込んで心を壊さ―――っ!?」


俺は、何か分からんが体が勝手に動いてクラリスの首を絞める寸前で止める。


偽勇者「勝手なことを抜かすな、覚妖怪じゃあるまいに」

    「人間性だと? 人との繋がりだと?」

    「魔物がそんなことを言うなっ!」

クラリス「……………」

偽勇者「貴様は、分かっていない」

    「貴様"達"には、絶対に分からんのだっ!」

    「俺の苦しさがっ! 苦悩がっ! 絶対的な絶望をなっ!」

クラリス「分からないよ―――」

偽勇者「なら、それ以上土足で……」

クラリス「話してくれなきゃ、分からないよ」

偽勇者「……………」

クラリス「ボクにも、あにさんが背負うモノを分けて?」

     「まだ、少ししか背負うことが出来なくても―――」

     「今よりは、楽になれるはずだよ……?」

偽勇者「……さっさと、風呂に入れ」


俺は、立ち上がりクラリスから顔を背ける。


クラリス「あにさんっ!」

偽勇者「共に旅をする条件」

クラリス「……っ!」

     「修行・修練は行う」

     「……言う事は絶対に聞くこと」

偽勇者「分かっているじゃないか」

    「なら、風呂に入れ」


クラリスは、顔を俯かせ風呂場に向かった。



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