過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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大阪|・ω・)<
◆SWDJ6GNaZmX9
[saga]
2014/06/22(日) 23:53:35.65 ID:UVWeAbe50
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―――【ルカ】
サラ「悪いけど私、気の利いた答えなんてできないから」
「私が試練を受けたのは、愛する人と結ばれるためよ!」
スフィンクス「……………」
その答えを聞き、スフィンンクスは黙り込んでしまった。
サラ「なによ、文句でもあるの?」
「正義のためとか、栄誉のためとか、そういう答えの方が良かった?」
スフィンクス「そのような答えなら、躊躇なく汝達を食らっておったわ……」
「この竜印の試練は、人間と魔物の婚姻のためのもの」
「しかし、本当にそのような目的で試練を受けに来た者はおらぬ」
「このピラミッドに眠る財宝のため、試練を乗り越えたという名声のため―――」
「真に、魔物と結ばれんがため試練に挑む―――そのような者はおらなんだ」
「いずれも私利私欲のために妾の前に立ち、意気揚々と謎掛けに答えるのだ」
「「朝は四本足、昼は二本足、夜は三本足、それは人間だ」と」
「この謎掛けの意味を、本気で考えようとする者など誰もいない」
「なぜ魔物と結ばれようとする人間に、あらためて人の儚さを悟らせるのか―――」
サラ「それは、つまり……」
「人と魔物が結婚しても、人間の方が先に寿命が来ちゃうってこと?」
スフィンクス「……その通り」
「人と魔物が婚姻する以上、人間の側が先に死ぬという事は避けられん」
「それでも、人間の方は満足な一生だったかもしれん」
「しかし、魔物は……」
「女の方は、愛した者と十中八九死に別れるという事になるのだ」
サラ「そうなる……よね……」
「まさか、あんたも……!?」
スフィンクス「今から千年ほど前、妾はとある男と愛し合った」
「汝達は、砂漠の英雄サバサとして知る人物だ」
サラ「え……!?」
ルカ「それ、もしかしてサバサ王家の伝説の……!?」
スフィンクス「その通り。妾とあの方の子が、サバサ城の主となった」
「その一族が代々サバサを治めているのだ……今に至るまでな」
ルカ「そうだったのか……」
サバサ王家には、魔物の血が混じっているという。
その魔物とは、スフィンクスの事だったのか。
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