過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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888:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/06/23(月) 22:47:41.50 ID:nxqBW4Tp0

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―――【ルカ】

サバサ王「勇者ルカ殿、よくぞ姫を救ってくれた」

     「この国の王として、礼を言おう」

     「お主こそ、真の勇者よ!」

ルカ「は、はい……」


結局、姫が誘拐されたという誤解は晴らさない事になった。

サラにとっても、その方が面倒はないのだろう。

サバサ王は玉座から降り、そして僕の前に立った。


サバサ王「……そして、一人の親としても礼を言わせてもらおう」

     「ルカ君、ありがとう……!」

     「君のおかげで、我が娘は救われたのだ……!」

ルカ「あ、いえいえ……」


なんだか、だましているみたいで恐縮だ。

サバサ王は再び玉座に着くと、国王の顔に戻った。


サバサ王「では約束通り、サラ王女をお主の嫁に―――」

ルカ「……それは、お断りします」

   「サラ王女にも、意中の方がおありの事でしょう」

   「そんな王女の心を踏みにじり、僕などが婿になるわけにはいきません」


サラが誘拐されたという事にしておいたのは、恩人である僕にこのセリフを言わせるためでもあるのだ。


サバサ王「意中の方……?」

     「サ、サラ……それは……!?」

サラ王女「その言葉、心より嬉しく思います」

     「わたくしも愛するお方に恥じぬよう、励もうと思っております―――」

ルカ「僕も応援致しております、王女様」

   「サバサ王も、どうか姫様のお気持ちを大切にして頂けないでしょうか」

サバサ王「むぅぅ……」


……やれやれ。

以上で、段取り終わり。

サバサ王はサラ王女を問い質したい雰囲気だが、ずいぶん言い難そうだ。

これも、サラの計算通り。



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