過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
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890:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/06/23(月) 23:09:22.35 ID:nxqBW4Tp0

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アリス「ふむ、これがサバサフィッシュのムニエルか」

    「レモンソースが味を引き立て、たまらんな……」


アリスは、もりもりと料理を平らげている。

何も働いていないくせに、誰よりもよく食べる奴だ。


サバサ王「ところで、ルカ殿……」


サバサ王は、僕にそっと話し掛けてきた。


サバサ王「実際のところ、我が娘との縁談はどう思っておるのだ……?」

ルカ「サラ王女様にも、想い人がおられるようですし……」

   「それに、報酬代わりに姫様をもらうってのもちょっと……」

サバサ王「そこを、少しばかり考え直してはもらえんだろうか」

     「私にはサラ以外に子はない以上、あの娘が次のサバサ女王となる」

     「しかし……ああ見えて、サラは意外とお転婆な面があるのだ」


はい、それは良く知っています……

……などと、思わず言ってしまいそうになる僕だった。


サバサ王「サラの夫として、そしてサバサの副王として……」

     「どうか、ルカ殿に色々と支えてもらいたいものだが」

ルカ「ぼ、僕は……そういうのはちょっと……」


なんだか、王の中で婿入りの話が現実味を帯びてきている。

本当に困ったものだ……


ルカ「あれ……? そう言えば、サラ王女はどこです……?」


当の本人は、宴だというのに全く姿を見せていない。

まさか、また城を抜け出したんじゃないだろうな……?


サバサ王「サラなら、少し準備が手間取っておるようだ」

     「ルカ殿、せっかくなので勇者の手でここにエスコートしてくれんだろうか」

ルカ「僕がですか……?」

   「分かりました、行ってきます」


これ以上ここにいて、婿入りの話を続けられるのは勘弁だ。

僕は宴の席を中座し、サラの部屋へと向かったのだった。

しかし、それはサバサ王の巧妙な罠だった……!

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