過去ログ - [安価]グランベリア「いざ、もんむす・くえすと!」クラリス「3だよ♪」[コンマ有]
1- 20
891:大阪|・ω・)< ◆SWDJ6GNaZmX9[saga]
2014/06/23(月) 23:27:41.63 ID:nxqBW4Tp0

――――――
―――――
――――

ルカ「サラ、準備はまだかい?」

   「もう宴は始まってるんだけど……」

サラ「はぁ? 準備なんてとっくに終わってるわよ」

   「呼ばれるまで、この部屋にいろってお父様に言われたんだけど……?」

ルカ「え……?」


なんだか、話が食い違っている。

これはどういう事なのか―――そう思った時だった。


サバサ王「ぬぅぅ……ふんっ!」


――― めきゃりっ! ―――


扉の向こうで、めきゃりと何かが潰れた音がした!


サバサ王「これは失敬……私としたことが、うっかりドアノブを握り潰してしまった」

     「この壊れようでは、修理するまでドアは開くまい」

     「すぐに職人を連れてくるから、一時間ほど中で待っていてくれ」

ルカ「え……!? ちょっと、なんですかそれ!」


僕はドアを開けようとしたが―――開かない!

向こう側でドアノブが潰れてるらしく、全く回らないのだ。

サラと二人きりで、この部屋に閉じ込められてしまった!


サラ「お、お父様……! 何のつもりです……!?」

サバサ王「もう一度言うが、職人が修理に来るまで一時間は掛かる」

     「若い男女が部屋に二人きり……これでは、過ちがあろうとも仕方がない」

     「しかしルカ殿、責任を取らせる以外に咎めはせぬぞ」

     「では、また一時間後にな!」


そう言い残し、ドアの向こうでサバサ王が立ち去っていった。

どうやら、ハメられてしまったようだ―――


ルカ「ど、どうしよう……」

サラ「ドアなり窓なり、ぶち破って脱出する?」

ルカ「さすがに、それはまずいだろ……」


建前上は、鍵が壊れてしまっただけなのだ。

一時間で直すと言っているのに、ドアや窓を破壊するわけにもいかない。


ルカ「一時間くらいなら、のんびり待つよ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/412.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice