134: ◆tcMEv3/XvI[saga]
2014/08/07(木) 13:11:30.21 ID:WE5r05oHo
球体の近く、機械のベッドに寝転んで、ナノマシンの注射を受ける。
すぐにナノマシンと自分の体と、この機械のベッドがそれぞれシンクロし、あの世界に連れて行ってくれることだろう。
文明が崩壊し、超能力が支配する荒廃とした世界に……。
―――――――――――――――――――――――――――――――。
崩れかけの廃墟。
ボロボロのベッドの上で、彼は目を覚ました。
ダニエルは、一度この場所に来たことがある。
ダニエル「手元の手紙には、例の文言(>>8)が。僕がこの世界に来て、最初に読んだ文章だ」
手紙の傍に3つの薬瓶。
2つは『ザナドゥ薬』で――もう1つは『忘却の薬』だ。
ダニエル「さて……どうするかな……」
アリシアの声「にゃーッ!! 止めるにゃ、汚い手を離すにゃ!!」
外からだ!!
アリシアが危ない。彼は手近な角材を握りしめると、ビルの階段を駆け下りて外に出た。
黒スーツA「おいッ、向こうで少し事情を聴きたいだけだ、落ち着けっ」
アリシア「にゃっ、にゃっ……絶対路地裏に押し込まれてエロ同人みたいなことになるにゃぁっ!!」
黒スーツB「なんだこの怪力!? くそッ。ますます怪しいぞこの女!!」
アリシア「にゃっ!! ダニエル!! 見てないで助けるにゃ!」
黒スーツA「ダニエルだと……その顔はッ! ダニエル博士!!」
ダニエル「アリシア……余計なことを言いやがって……」
アリシア「にゃッ!? あ、あー……言っちゃったにゃ。まあ、こいつら倒せばいいにゃ」
黒スーツA「舐めるなッ!」
黒スーツが2人とも拳銃を抜き、威嚇する。
それと同時に、アリシアが鋭い回し蹴りを放ち、彼らを転倒させる。
アリシア「さあ! ザナドゥ薬を飲むにゃ!!」
手元の薬瓶が、まるで悪魔のように手招きをしている。
この状況を切り抜けるには、ザナドゥ能力を身に着けるよりほかにない。
アリシアの格闘能力も、拳銃には敵わないからだ。
敵が転倒している今しかない。
ラベルを開き、ダニエルは一息に薬を飲んだ。
141Res/131.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。