24: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 21:58:56.50 ID:o9Vy9YXvo
キョン「……おい、一体いつになったら誕生日会をするんだ? あんなにプレゼントを急かしたのに」
ハルヒ「まだ一日しか経ってないじゃない。そのくらいでぶつくさ言うな!」
キョン「お前は誕生日がもう決まってるって言ってたじゃないか」
25: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:00:26.75 ID:o9Vy9YXvo
キョン「古泉」
古泉「おや、奇遇ですね」
キョン「またハルヒが何かしでかそうとしてるぞ」
26: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:02:07.54 ID:o9Vy9YXvo
ハルヒ「キョン、今日やるわよ」
キョン「何を?」
ハルヒ「有希の誕生日会に決まってるでしょ! 昼休みに古泉くんと部室を飾りつけしてきてちょうだい」
27: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:04:32.57 ID:o9Vy9YXvo
キョン「古泉、さっき放課後にと言ったばかりだが、急用が入った。昼休みに部室の飾り付けを手伝ってくれ」
古泉「わかりました。しかしどうして急に?」
キョン「わからん。ただきっと俺たちは従うしかないんだろうな」
28: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:06:40.95 ID:o9Vy9YXvo
キョン「ハルヒはこういうときは用意がいいな」
古泉「今回はあなたがプレゼント選びに苦戦していたので、ご自身で準備したのでしょう」
キョン「ところでお前はプレゼント何にしたんだ?」
29: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:07:47.52 ID:o9Vy9YXvo
キョン「それ、高いんじゃないのか? というより洋書だよな、それ」
古泉「価値は僕にはわかりません。もちろん洋書ですが、長門さんにはあまり関係のないことですから」
「我々では想像もつかないような先端科学が結晶が、百年以上前のアナログの化身を手に取るわけです」
30: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:09:20.57 ID:o9Vy9YXvo
キョン「……長門、何をしている?」
長門「目隠しをして座っているように指示された」
キョン「ハルヒにだよな」
31: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:10:47.95 ID:o9Vy9YXvo
ハルヒ「みんな揃ってるわね。いい? 私の合図があるまで絶対に有希の目隠しを取っちゃだめよ!」
キョン「いつまであのままにしておくんだ?」
ハルヒ「わかんない。でももう少しだと思うのよ」
32: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:12:40.80 ID:o9Vy9YXvo
ハルヒ「よし! いいわよ! 有希の目隠しを取ってあげて!」
「さあ、有希! 外を見てごらんなさい!」
キョン「……おい! なんで雪が降ってるんだ? まだ雪が降るほど寒くはないぞ?」
33: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:14:06.02 ID:o9Vy9YXvo
ハルヒ「有希は誕生日がわからないって言ってたから、今日を新しい有希の誕生日にするわ!」
「ちょっと強引だったけど許してちょうだい。さ、みんなプレゼントを渡してあげなさい」
古泉「長門さん、おめでとうございます」
34: ◆DefgSpEO2U[saga]
2014/05/25(日) 22:15:37.42 ID:o9Vy9YXvo
ハルヒ「有希にぴったりの青い傘にしたわ。今日の帰りは雪だから早速使えて丁度いいわね!」
「どう? 綺麗な色合いでしょ?」
キョン「何だお前も青をチョイスしたんじゃないか。人のことを散々非難しておいて」
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