過去ログ - 亜美「私は!」真美「アイドル!」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/25(日) 22:20:39.73 ID:e5tPknJn0

 「真美、お疲れさん」
 「兄ちゃんもおつかれちゃーん。今日のお仕事、どうだった?」
 「うん、真美らしさが良く出てたよ。完璧だ」
 「そっか」
 「…ねえ、兄ちゃん、真美らしさ、って何?」
 「えっ?」

 ふと、気になった事を口に出してみると、兄ちゃんは思った以上に困っていた。
 確かに亜美と真美は双子だし、パッと見ではほとんど見分けが付けられなかった。
 だから、亜美と真美は自分の事を「亜美」と「真美」って言うし、髪型も変えてみたり。
 最近は、真美はロングにして見たけど、それは亜美と真美の見分けがつきやすいようにするだけじゃなくて、亜美と真美っていう2人の人間が居るから、おんなじじゃなくても良い気がしたから。
 
「らしさ、っていうのは難しい問題だな。多分、真美の中にも「双海真美」っていう人間はこういう人間だっていうのがあって、俺の中にも、プロデューサーから見た「双海真美」って言う人間のイメージがあるし、たぶん亜美にも「双海真美」っていうのはこういう人間だっていうのがあると思うんだ」
「真美の中の「双海真美」…」
「うん、だから、心配する事は無いと思うんだ」

 兄ちゃんの言う事は、何となくわかった。
 必ず真美も亜美と同じようにする必要はないって事を、どこかで思ったのかもしれない。
 
「…ありがと、兄ちゃん」
「えっ?」
「真美、何かすっきりしたよ」
「そうか、それは良かった…でも、だからって亜美との事、あんまり考え過ぎる必要はないんだ。2人は、とっても仲の良い兄妹なんだからな」



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