過去ログ - School Daysより「鮮血の結末」…その後
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/25(日) 22:57:04.61 ID:9FBrt30T0
「俺…清浦に、世界のこと、お願いって言われて…、
 あの時に、世界とつきあっていくこと、決めたはずなのに…、
 なのに、言葉の寂しそうな姿を見るのが耐えられなくて…。
 刹那には、言葉に近づくなって言われてたのに、
 俺は…結局、言葉も自分の側に呼び戻してしまって、
 そのまま、どっちも選べなくて…くそ、俺って、最低だ…」
「そう。伊藤は、最低」
「はっ…」
誠が涙を零しながら見上げると、刹那は既に涙もなく、
和らいだ表情は醒めた表情に変わり、静かに誠を見つめていた。
「私との約束、世界を守るって約束、守ってくれなかった。
 世界と桂さんだけじゃない、伊藤は、私の気持ちも踏みにじった」
刹那の言葉に、再びうつむき泣き続ける誠。
「伊藤は…世界と言葉、どっちのそばにいる資格もない」
「…」
「だから」
刹那は、椅子から立ち上がり、誠を見下ろしながら告げた。
「詳しいこと、世界のおばさんと、桂さんのおばさんにも話して…帰ろう」
力なく、誠はうなずいた。


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