過去ログ - 【安価】艦隊これくしょん オーバーワールド
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73: ◆JC3KreDorRAe
2014/05/28(水) 12:43:40.96 ID:jbS42HQd0
深海棲艦との戦いにおいて、人類側が有効とされる手は少ない。

深海棲艦の中でもっとも弱いとされる駆逐級でさえも

海中から時速100キロを超える速度で急接近を可能とし、

一度跳躍すれば海上から10m以上の位置へ移動が出来る。

人類が経験した戦争において未曾有の機動力を発揮するこの敵に対して

有効な迎撃手段は乏しい。

被弾を覚悟とした対空火砲の集中攻撃もしくは接敵までの短時間の間に、

単装砲等による海面への射撃という形で迎撃が有効とされていた。

――しかし駆逐級はまだ対応が出来るのだ。


それより上のクラスの深海棲艦となると艦娘以外での有効は迎撃方法は未だに

確立されていなかった。



第一艦隊が戦闘を終えたようだ、通信ノイズが緩和されてきたのがわかる。

艦娘を指揮するということにおいて実際に出来ることは少ない。


進むか、引くか、である。


鎮守府周辺であればまだ基地施設によるリアルタイムでの把握が出来るため

今日のようにモニターで戦闘を追いかけることが出来る。

しかし遠征や遠方での戦闘となると彼女たちに追随できる船は用意することが出来ず、

全ての判断は旗艦となる艦娘に一任されるのだ。


深海棲艦と艦娘、その初期の戦いにおいては船に乗りこみ、至近距離で艦娘を

指揮をする提督もいた。

問題は深海棲艦の攻撃翌優先順位である。

艦娘以外の人類に対して最優先で攻撃を仕掛けてくるのだ。

結果初期に誕生した幾人かの提督は深海棲艦の餌食となってしまった。


現在人類側にある対深海棲艦のマニュアルにある戦術の半分は提督達による

生身の犠牲により完成している。


「能代より本部へ。敵、駆逐イ級6隻を撃破を完了しました。警戒態勢を継続します。指示を」

旗艦の能代より届いた通信に司令である女性は

「能代・・・・・・目の前にいる、ロボットは本当に実在しているのね」

緊張した面持ちで指示ではなく確認を行った。

「はい、今能代も夢を見ているのではないかと思いましたが、実在しています」


『入港を希望する。こちらは傭兵だ。はぐれた本隊との合流を希望する』

まず驚きである。このブリキ人形はなんと横須賀に入港したいとのこと。

そして傭兵を名乗っており、”本隊”が存在するということである。




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