過去ログ - 【安価】艦隊これくしょん オーバーワールド
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87: ◆JC3KreDorRAe[saga]
2014/05/30(金) 00:49:39.59 ID:j02lMnSp0
お布団には勝てなかったよ・・・・・・


入港にあたり、デュナメスは港湾部の大型倉庫に向かってほしいとのことである。

そこで入港手続きと検疫を行うとの案内である。


鎮守府からはまずデュナメスの外見を完全に隠蔽してほしいとのこと。

これは機体に船舶用の大型防水シートをかけた上で、両横に護衛艦を配置することで解決した。

シートをかける上でサーベルを1動作でつかめることを確認する。

そうして準備を終えたデュナメスがゆっくりと前進を開始する。

集音マイクから驚きの声をいくつか拾う。

甲板からこちらを覗く船員からの声のようだ。

ロックオンが気づくのは後のことになるのだが――

海上を、ホバー、ロケット、プロペラ等の推進力に一切頼らずに浮遊する浮遊する鉄の人型、というのは

かなりショッキングである。同時に日本の若年層の男性にはある種のロマンを喚起させる光景なのである。



デュナメスとそれを挟む護衛艦を先導するのは能代、龍驤、深雪の3人である。

他3人は、

「燃料の無駄遣いなので速やかにドックに戻るように」

という身も蓋も無い理由で先に帰還している。


「ソナーに反応はなしだぜ」

「二式から特に気になるものは見えてへんで」

対潜警戒を続ける深雪と艦載機による偵察を行う龍驤から異常が無いことを確認する。

「司令、航路上に問題はありません。このまま進行します」

「発令所より能代へ。確認しました、目標をこのまま護衛しつつ指定のポイントを誘導してください」


「しっかし能代はん、ごめんな」

「えっ?」

「旗艦を差し置いてロックオンはんと話したことや」

「・・・いえ、むしろ龍驤さんのおかげでスムーズにいけました。気にしないでください」

「な、ならいいんや」

あかん、それじゃあかんのやと龍驤は言いたいのだが、能代がそれで納得してしまった以上、次の言葉の

糸口が見つからない。深雪に一瞬視線を見やるがソナーによる索敵に集中しているようだ。

――んー・・・あかんなぁ。これやったら飛龍に残ってほしかったわ

飛龍は、能代が抱えている問題点を知っているのだが今この場にはいない。

いれば上手く龍驤に言葉のパスを投げかけてくれるだろうに


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