過去ログ - 小咲「バナージ君、私……」  バナージ「え……?」
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121: ◆7cAt74heiU[saga]
2014/06/02(月) 15:34:01.29 ID:MG4vZfcr0


バナージ「何か……色々と迷惑かけて、すみません……」

千棘「いいわよ別に……。ただ、いきなりぶっ倒れるような危なっかしい奴を、放っておけなかっただけなんだからね! あんたのことが心配だとか、そういう意味じゃないのよ!」

バナージ(……この人、根は優しいんだな。素直じゃないけど……)

千棘「それよりもアンタ、あの場で倒れるなんて一体どうしたのよ? 何か病気でもあるわけ?」

バナージ「よくわからないんです。ただ、もの凄く頭が痛くなって、思わず……」

千棘「ふーん……。ま、一度病院とか行ってみた方が良いんじゃない?」

バナージ「そうします……」


そうは言ってみたけど、正直俺自身の体のことよりも気になったのは、あの時に見えた無数の光景のことだ。

その光景の中には、顔も名前もわからない一人の少女が映し出されていて、その人のことを思い出そうとすると、遠い昔に会ったような、それでいてどこか懐かしい感じがした。

それと同時に、大切な何かを置き去りにして、忘れていたような気分になってしまうのも、また事実だった。



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