過去ログ - 小咲「バナージ君、私……」  バナージ「え……?」
1- 20
65: ◆7cAt74heiU[saga]
2014/05/28(水) 23:01:25.68 ID:TdVnDmo60

ガエル「バ、バナージ様……。とうとう交際相手をお作りになったのですね。何と嬉しい限りか……」

バナージ「ちょ、違う! 違うんです! まだ俺は恋人なんて……」

ゼクス「お嬢……申し訳ありませんでした。まさかお嬢が、ここまで立派なレディに育っておられるとは……。これを喜ばずして、何がお嬢のゼクスでしょうか……」

千棘「い、いや……まだ私、恋人だなんて言ってないし!」

ガエル「そういうことなら話は別です。バナージ様の未来のためにも、直ちに戦線を下がらせます!」

ゼクス「我々も同じです。お嬢が安心して交際できるよう、全力でサポート致します。全軍撤退だ! お嬢の邪魔立てをしてはならんぞ!」


ギュイィン!
シュゴオォ……


バナージ「……帰って行ったのか?」

千棘「そ、そうみたいね……」

バナージ(てか、どうすんだよコレ! 完全に恋人だと思われたじゃないか!)

千棘(あああ、最悪! 恋人の真似ならまだしも、よりによってコイツなんかの相手をするなんて!)

カーディアス「若い連中も納得してくれたようだな。これで当分は、争わなくて済みそうだ」

フロンタル「自分達の仲――それも恋愛を認めさせることで、争いを避ける。これが若さか……」

バナージ(自分達の都合で、子供をダシに使うなんて……大人のやることですか!)


そんなわけで、俺と彼女のニセモノの恋が始まった。

しかし、この先に待ち構える苦難がどれほどのものか、俺はまだ想像もしていなかった。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
485Res/159.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice