過去ログ - 女「猫に噛まれたらねこみたいになったにゃ」
1- 20
32: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:35:56.19 ID:wtPCqHYC0
男の他愛もない嘘に女はキーっと爪を立てて威嚇する

男「あははは、冗談だよ、それに、猫に噛まれて猫になっちゃった人よりはマシじゃないかな」

女「にゃにゃ、私のは嘘じゃないにゃ!」
以下略



33: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:36:36.12 ID:wtPCqHYC0
猫にゃんにゃん博の前で時計を見つめる女
その表情は、少し曇っていた。

ひとつは男が約束の時間を前にまだ来ていないことと
少し被ってる帽子キツイという事だった
以下略



34: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:37:09.52 ID:wtPCqHYC0
男「おまたせー、やっぱり早いね」

男は待ち合わせの時間15分前に来た、だが男よりも1時間前に女は来ていたのだ。

女「遅いですにゃ!!」
以下略



35: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:37:53.55 ID:wtPCqHYC0
開演の時間まで入り口に並ぶ男と女、そしてプレオープンに選ばれた人たち数十名と一緒に
列となり、開演の時を今か今と待っている。

横に並ぶ女の、そわそわとドキドキと興味しんしんのオーラに男は気圧される。

以下略



36: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:38:20.62 ID:wtPCqHYC0
怪しい、絶対何かある、男はそう確信し
とりあえず女の気を別にそらすことにした、古典的な手法だが、「あれ何かな?」と
適当なところを指さした

女「にゃに、にゃに?」
以下略



37: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:38:50.29 ID:wtPCqHYC0
そうこうしているうちに、プレオープンの時間がやってきた
猫にゃんにゃん博の主催者の挨拶が終わると、いよいよ入場となった

女は、男に手をギュッと握られていた。

以下略



38: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:39:26.29 ID:wtPCqHYC0
女「にゃにゃにゃあああああああ」

女は先程からずっとこのテンションである。
大体の展示場所に居る猫を見ては、奇声をあげるか、よだれを垂らすか、そのどちらかを同時にするかであり
少し常軌を逸していた。
以下略



39: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:40:04.98 ID:wtPCqHYC0
いよいよ世界最古の猫を見ることになった男と女
そして、世界最古の猫を見た女は、此処一番の表情で、ガラスケースに顔を近づけた

女「見て見て!」

以下略



40: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:44:54.06 ID:wtPCqHYC0
女「にゃーほんと可愛かったですにゃー」

猫にゃんにゃん博の会場を後にした二人は、帰りの道すがら今日の出来事を話していた。
女の両手にはなにやら色々なグッズが入った紙袋が握られている。

以下略



41: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:45:50.69 ID:wtPCqHYC0
係員「お客様、申し訳ございませんが本日は終了しまして」

猫にゃんにゃん博の会場に戻った男は入り口で、スタッフに止められた

男「あのー、所長さんいる?所長さんに俺の名前を伝えてもらえるかな?」
以下略



42: ◆7khZ3fU.xQ
2014/05/29(木) 03:46:42.94 ID:wtPCqHYC0
今日はここまで


52Res/21.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice