過去ログ - 【とあるSS】壊れた窒素と、打ち砕く幻想【改】
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9:K[saga]
2014/05/27(火) 02:58:03.21 ID:miaor/mCo

 暗闇の五月計画という、知る人は知る、非人道的な人体実験。
 学園都市最強の超能力者(LEVEL5)第一位――『一方通行(アクセラレータ)』。
 その演算パターンを無理矢理に脳に叩き付け、生まれたものだ。

???「……」

 そんな三人のやりとりをどこか遠くの出来事のように眺める少女。
 伸ばしていれば和風美人になれるだろう黒髪は、肩の辺りでばっさりと真横に切られている。
 表情の変化は乏しく、無表情。
 伏せがちな瞼からは、常時眠気を醸し出している。
 ピンク色のジャージをまるで部屋着のように身に纏う姿。
 だらしがないように見えるが、彼女が着ると逆にそれがぴったりな印象を与えていた。
 滝壺理后……彼女もまた、異能の力をその身に秘めている。
 有する能力は『能力追跡(AIMストーカー)』――大能力者(LEVEL4)。
 能力者が無意識に発する電波――AIM拡散力場。
 彼女はそれを記録し、探索、補足ができる。
 例え、太陽系の外に出ていたとしても、その位置は彼女の能力によって察知される。
 そして、彼女達四人はとある組織に所属する。
 名は――『アイテム』。
 学園都市の裏の顔、暗部。
 学園都市内の不穏分子の削除及び抹消を遂行する為だけに存在する。

滝壺「……東北東が騒がしい」

 滝壺がぼそりと電波じみた言葉を呟く。
 他三人はいつも通りの日常として、そんな彼女の言動をスルーした。

絹旗「っ……私って超どれぐらい寝てましたか?」

麦野「まあ、三十分程かな。ここで熟睡されても後が困るし、悪いけど起こさせてもらったわ……今日の鮭弁、なんかしょっぱいわね」




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