過去ログ - 世界から愛されたあの子の話
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2: ◆AzQd5RQbFxWA
2014/05/27(火) 17:01:48.61 ID:2jYFvZQ+0
あるところにそれはそれは可愛らしい女の子がいました。
目鼻立ちの整った顔に、ガラスの鈴のように透き通った声。流れる黒髪は艶やかで、誰からも好かれる良い性格。
天は彼女に全てを与えたというような、そんな子でした。
ですが、自分の持つものを自慢するわけでもなく、爽やかに過ごす子でしたので、世界中の人が彼女を愛しました。

しかし、そんな彼女を面白くないと思う子がいました。彼女もまた可愛い子でしたが、やっぱり世界中に愛された女の子には劣ります。


「ちやほやされるのはいつもあの子ばっかり。」

彼女は毒々しく呟きました。嫉妬と羨望。私もあの子に負けないくらい可愛いのに、どうして、どうして。いつもいつも羨ましく思っては、ため息をつくのでした。



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