過去ログ - ことり「ねえ、海未ちゃん。穂乃果ちゃん。ことりたち、ずーっと友達で居ようね」
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/05/31(土) 02:19:23.87 ID:58lj4Jyto
待ってた


81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:21:01.58 ID:Dexmvf2rO
「……穂乃果ちゃん」

「穂乃果? 穂乃果がどうしたんですか」

「教室で一人ぼっちだよ? 海未ちゃん、早く戻らなきゃ。きっと海未ちゃんのこと、待ってると思うなあ」
以下略



82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:22:24.56 ID:Dexmvf2rO
「今は穂乃果のことは関係ないでしょう? 一体何を笑っているんですか、ことり、私は真面目にあなたのことを!」

突然の大きな声に、思わず身体がすくんじゃいます。もう、海未ちゃんってば。

「関係あるよ、穂乃果ちゃんのこと。穂乃果ちゃんと海未ちゃんは、恋人でしょ?」
以下略



83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:23:48.30 ID:Dexmvf2rO
ことりの突然の告白に、海未ちゃんが目を見開いて、呆気に取られたようにポカンと口を開けます。

今日の海未ちゃんは、いつにもまして表情がコロコロ変わって、楽しいなあ。

「な、そんな、だって今までそんなこと」
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:26:28.92 ID:Dexmvf2rO
少し身を乗り出して前屈みになり、海未ちゃんの目を覗き込みます。

「ことり、二人が付き合うことになってから、二人を避けるようになったよね。頭の良い海未ちゃんのことだから、少し考えれば、きっとことりが穂乃果ちゃんのことを好きだって、気付けたんじゃないかな」

「それは……」
以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:28:55.95 ID:Dexmvf2rO
言ってはいけないと、分かっているのに。

「こんなに、こんなに好きなのに! 穂乃果ちゃんのことが、好きで、好きで、でも」

ここから先を言ってしまったら。
以下略



86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:30:31.49 ID:Dexmvf2rO
海未ちゃんが、ポツリと呟きます。

「あの時、見ていたの、ですか」

「本当に、たまたまだよ。この前の帰りに、海未ちゃんと穂乃果ちゃんに今までのことを謝ろうと思って、二人を追い掛けたの。そうしたら、その時にね、穂むらの、前……で……」
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:33:08.86 ID:Dexmvf2rO
ことりの告白が終わった後、目の前の海未ちゃんは目にいっぱい涙を溜めて、それでも何とかそれを堪えようとしているみたいでした。

「私、私は、ことりがそんなに傷付いているって知らなくて! ことりが苦しんでいることも分からずに、それで、それで! それで……。ごめんなさい、ことり、気付いてあげられなくて、友達だなんて言っておきながら、私は、私は!」

掠れた声で、何度も何度も海未ちゃんがことりに謝ります。
以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:33:35.80 ID:Dexmvf2rO





以下略



89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/31(土) 02:36:42.05 ID:Dexmvf2rO
ああ、泣いている。あの、海未ちゃんが。

どんな女の子より女の子らしい、可愛くて、美しくて、凛としていて、それでいて格好良くって、何があっても気丈に振る舞う海未ちゃんが。

ことりの目の前で今、声をあげて、ポロポロと目から大粒の雫を零しているんです!
以下略



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