過去ログ - ホワイトアルバム2 『誕生日プレゼント〜夢想』(冬馬かずさ誕生日記念)
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黒猫
[saga]
2014/05/28(水) 17:15:03.07 ID:cUYhiBLx0
俺も含め峰城大学附属高校の大部分の生徒は、そのまま峰城大に進学したが、
かずさだけは如月音楽大に一人進学した。
かずさを一人、別の大学に行かせるのは、いろんな意味で心配したが、
その心配通り、1年の夏季休暇まで友達ができなかった。
それでも、今では家に遊びに来る友人が二人ほどできたのだから、
おおいに進歩したといえよう。
ただ、夏季休暇中に、俺と一緒の時に偶然その二人に出くわさなければ、
後期日程も一人だった可能性も低くなかったと思えるが、
そんなこと考えても仕方がない。
きっかけは俺だったかもしれないけど、そのチャンスをものにしたのは
まぎれもなくかずさ自身なんだから。
そんなこんなで色々あったけど、充実した大学生活を送っている。
しかし、今なら笑い話にできるけど、できれば去年の誕生日のことは思い出したくない。
2008年5月28日水曜日
太陽の光が降り注ぎ、テーブルを埋め尽くす彩り華やかなケーキが輝いている。
これから食事だというのに既に胸やけを起こしていた。
今日の主役がうれしそうにテーブルを眺めているのを横目に
自分が食べられそうなものにチェックを入れる。
ほんのお飾り程度に添えられているサンドウィッチは食べられそうだ。
そう安心しきっていたが、手に取ってみるとフルーツと生クリームが
たっぷりのものだとあとになって気が付き、心が折れたことは省こう。
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