過去ログ - 京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」
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42: ◆GtptvnmL8c[saga]
2014/05/30(金) 23:10:58.16 ID:L8Aso1vC0


京太郎「遅いなぁ…」

待たされることはや10分。
家の前でモモからのGOサインが出るのを待っていた。

(女の子の部屋に行くの初めてだっけ…)

そもそも女友達などほとんどいなかった京太郎には無縁の話であった。
中学の時に気が弱くて泣き虫なドジっ娘の文学少女くらいしか女友達はいない。

桃子「京太郎くんっ」

玄関の扉が勢いよく開く。
どうやら片付けは終わったようだ。

京太郎「もういいのか?」

桃子「な、なんのことかわかんないっすよ」

誤魔化してるつもりなんだろうけど、目が泳ぎまくってるぞ。

桃子「ささ、どうぞっす」

モモの手招きで玄関を跨る。
自分の家とは違う匂いがした。
甘いような、それでいて優しい匂いが―――。

桃子「どうかしたっすか?」

モモが心配そうに見上げながらこちらを見ていた。

京太郎「いや大丈夫。なんか緊張してるみたいだ」

桃子「ふふ、京太郎くんでも緊張するんっすね?」

京太郎「俺をなんだと思ってるんだよ…」

桃子「秘密っすよ♪」

モモはウィンクしながら人差し指を立てた。
可愛いからムカつく。

桃子「それよりも、早く私の部屋にいくっすよ」

桃子「時間は有限なんっすからっ」

モモはそれだけ言うと勢いよく階段を駆け上がっていった。






モモ、一つだけ言わせてくれ。
スカートで階段を駆け上がるのはやめたほうがいいぞ。

(……ピンクか)

目の前に広がる光景を目と記憶に焼き付けながらモモの後を追った。




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