過去ログ - 京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」
↓
1-
覧
板
20
5
:
◆GtptvnmL8c
[saga]
2014/05/28(水) 19:51:49.06 ID:IMkoZbjy0
ぽた・・・・ぽた・・・・。
頬を伝い雫が落ちた。
「お、おい。どうかしたか? どっか痛いのか?!」
少年があたふたしてる。
「ふふっ」
どこかその仕草が面白くて笑ってしまった。
「痛くないのか・・・? 大丈夫か?」
少年が見上げてくる。
どうやらまだ私の方が高いみたいだ。
そんなこともちょっと嬉しく思ってしまう。
「えっと・・・大丈夫っす」
「そ、そうか。ならいいけど」
少年は掴んでた腕を離した。
ちょっとだけ寂しい気がした。
「あの、助けてくれてありがとうっす」
「ま、まぁな! 男は女を守るのがシメイだからって父ちゃんによく言われてんだ」
「だから俺は当然のことをしただけだぜ」
少年が笑う。
太陽のように眩しかった。
「あの、名前教えてほしいっす」
意を決して私は聞いた。
「京太郎だよ」
京太郎、と心の中で刻み込むように小さく呟く。
「お前は?」
「私は桃子っす」
「じゃあ、モモだな」
「!?」
「だって顔がモモみたいに真っ赤になってるぜ」
慌てて顔を触ると信じられないくらいに熱くなっていた。
気付いて更に熱くなる気がした。
きっと私はこの時から少年―京太郎―に恋をしていたのだと思う。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
808Res/348.57 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 京太郎「ステルスと」モモ「イーワンっす!」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1401274076/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice