過去ログ - 【艦これ】提督「つれづれなるままに」
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7: ◆GKZJGQ.aKg[saga]
2014/05/28(水) 22:06:42.18 ID:2MomSlkQ0
「ビスマルクさん?そろそろお顔が真っ赤ですので、ビールは控えたほうが…」

B「おねがぁい、もういっぱい、もういっぱいだけ…」

「ダメです、呂律も回ってないじゃないですか。明日に響きますし、今日はもう…」

B「…お願い、ほんとにあと一杯だけだから、お酒が欲しいの…」

「…やっぱり、何かあったんですね」

「無理にとは言いませんが、良ければ聞かせてくれませんか?」

B「…………今日は、戦艦ビスマルクがイギリス軍の戦闘により沈んだ日、私の命日なの…」

 「あいつら、副砲でチマチマと痛めつけて、まるで、まるで嬲り殺すみたいに!!」

 「艦のあちこちで火の手が上がったわ。主砲もやられて、ただ沈むのを待つだけだった」

 「最後は雷撃で…沈んで…熱くて、冷たくって…!!」

「ごめんなさい…変なことを聞いてしまいましたね…」
 
B「いいの、私も誰かに話してスッキリしたかったのかもしれない。」

「……あの…えっと…今日は「戦艦ビスマルク」が沈んだ日に違いないかもしれません」

「でも…「艦娘」としての貴女は沈んでません。まだこうしてここに居るじゃないですか」

「ここには昔と違って、沈みそうになったら必死に引き上げてくれる仲間がいます」

「詭弁かもしれません、でも…その、何と言っていいのか、あまり思いつめないで…」

B「…ふふっ、「艦娘」としての私、か…確かに詭弁ね、下手な慰めだわ」

 「私がビスマルクである以上、戦艦ビスマルクと切り離して考えることは不可能よ」

 「戦艦ビスマルクを否定することは、アイデンティティを失うに等しいこと…耐えられないわ…」

 「……でも、人の形を得て、こうして話せるようになったこともまた事実…か…」

 「「艦娘」としての私、考えたこと、なかったかも…ありがとう、ちょっとは気が楽になったわ」

「そうですか、少しでもお役に立てたならうれしいです」

「…なら、ビールはもういらないですね?」

B「なっ、それはのみたいわ!ちょうだい!!」

「だ め で す!はぁ…今日は私室に帰るのは無理そうですね」

「厨房奥にちょっとした部屋がありますから、今日はそこに泊まっていってください」

「肩お借りします、よっと」

B「ううううう、びーるぅ!」

「ほらほら行きますよ、お水も飲んでくださいね、お昼からとはいえ任務があるんですから!」

B「……ねぇ…」

「はい、なんでしょうか?」

B「今日は、ありがとう。これでまた戦えるわ」


「…ふふっ、どういたしまして」

                                                 終わり


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