過去ログ - 【艦これ】提督「つれづれなるままに」
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736: ◆GKZJGQ.aKg[saga]
2014/06/26(木) 22:29:15.33 ID:McZ5kmd90

「…それで…どういうつもり、瑞鶴…」

「それは、コッチのセリフだよ…翔鶴ねえ…あんな、あんなものを…」

「味付けは、おかしくなかったはずだけど?」

「ふざけないで!!あんな、穢らわしい…、あんな、あんな…」






「あんな!錆びくさい!血染めの弁当なんか!提督さんに食べさせようとしないで!」






「…………それの、どこがいけないの?愛しい殿方と一緒に居たいと思うのは、いけないこと?」

「…私の血が、提督の一部になって、永遠に……ああ、なんて、なんて…」

「…妄想も大概にしてよ…そんな狂った考えで提督さんを穢さないで」

「…ええ、ダメよ、翔鶴ねえであっても、ダメ。だって提督さんは、私の、提督さんだもの」

「…貴女こそ、妄想も大概にしたら、誰が、貴女の、なの?」

「はっ、秘書艦にもなってない翔鶴ねえに、言われたくないわ」

「いい、提督さんに一番近いのは私なの!他の誰でもない、ましてや翔鶴ねえでもない、私!」

「………」

「自分の立場がわかった?翔鶴ねえ?わかったらこれ以上…」

「そうそう、瑞鶴、来週からの秘書艦は………私が、担当するから…」

「は?…ははっ、翔鶴ねえ、もっとまともな嘘つきなよ、提督さんはそんなこと…聞いてない…」

「負け惜しみも大概に…「軍服の第二ボタンに、私室の花瓶、あとコンセント…」…なっ!」

「そうよね、それだけいっぱい盗聴器が仕掛けてあれば、提督さんのこと大抵わかるわよね…」

「でも、仕掛けている位置さえわかれば、貴女に聞かれないよう話しをつけるのは簡単よ?」

「…翔鶴ねえ…!!」

「あはははは!!精々残り短い期間を楽しむといいわ瑞鶴、もう少しであの場所は、私のもの!」

「毎日お弁当を作ってあげるの!毎日毎日毎日!私を、あの人に捧げるの!」

「だから、もう貴女の入り込む余地はないのよ?瑞鶴?ごめんなさいね?」

「……そんな…、なんで、提督さん…なんで秘書艦を…」

「ショックすぎて、何も考えられないかしら?まあいいわ、今回はお弁当無は駄になっちゃったけど、許してあげる」

「それじゃあね、瑞鶴?」



「嘘…嘘よ…だって、今までずっと、あの人の隣は、私だけのものって…」




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