過去ログ - 【艦これ】提督「つれづれなるままに」
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790: ◆GKZJGQ.aKg[saga]
2014/06/29(日) 18:11:13.63 ID:Hh17pLIU0
【ちょっとしたキッカケ】

「しっかし、なんでこんな大量の資料が必要なんかね?」

「手伝わせてすまない長波。今週は上からの任務達成のため、多くの敵艦隊を撃破しなければならないからな」

「いや、別に手伝うのはいいんだけどさ、秘書艦だし。ただ両手に抱えるほどの資料なんて…重い…」




(あああああ、大和さんからもらったラムネが美味しいからって飲みすぎたよぉ!)

(お手洗い!お手洗いぃぃ!)

(あの曲がり角を…もうすぐ!…あっ!)





「ひゃん!」

「っ…いったいなー!もう!…誰……子日!」

「あっ、ごめんね長波!」

「子日、廊下は走るなとあれほど…」

「あっ、あっ、提督、あの、お説教は後で聞くから!限界なんだよぉ!」

「…子日!…あいつは、何を急いで?…大丈夫か?長波?」

「ああ、別に大した怪我も、っ…いった…」

「…足をくじいたみたいだな、手を貸そう」

「いいよ別に、それよりさっさと資料を…っ…運ばないと…」

「まともに立てないくせに何を言ってる……ほら」

「…いきなりしゃがんで、なんだよ…」

「医務室まで行こう、入渠ドックは満員だしな」

「お、おぶされっての!?資料はどうするんだよ!」

「あまり良くは無いが、廊下に置いておこう。まずは怪我の治療が先だ」

「でも…」

「早くしろ」

「…ぅう…、…ごめん…」



(提督の背中、意外と大きいんだな…)

(あったかい…)

(あたしも優秀な提督をたくさん見て来たけど、ここまであたし達に親身な人、いなかったな)

(…ちょっと、嬉しい………、何考えてんだあたしは!)



「長波?」

「えっ!?な、なんだよ?」

「そんなに痛むのか?急に静かになって」

「あ、いや、だ、大丈夫!」

「そうか。もうすぐ着くから、辛抱してくれ」

「…ありがとう」




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